「〜しなさい」「〜しちゃダメ」命令・否定表現は有効か|伝え方の技術を高める

コーチング

こんにちは、Misakiです。
現在、未就学児から大学生までの選手に新体操の指導をしています。

今回は「伝え方」をテーマに執筆していきます。
日頃「〜しなさい」「〜しちゃダメ」と言ったような命令・否定表現を使っていませんか?

スポーツの現場ではコーチが選手に「もっと顔を上げなさい」
家庭では親が子どもに「走っちゃダメ」
など、このように日頃良く使われているように感じますが、
これらの表現は果たして有効なのでしょうか?


今回は「伝え方」をテーマに、伝え方の技術について考えていきたいと思います。

「〜しなさい」「〜しちゃダメ」命令・否定表現は有効か

「〜しなさい」「〜しちゃダメ」命令・否定表現は有効かなのか、
基本的には、これらの表現は有効ではないと私は思っています。

まず、もしも皆さんが言われたらどうでしょうか?
私自身、幼い頃に「〜しなさい」と言われたら俄然やる気が失せていたことを今でも覚えています。
強制されると意欲を無くしてしまう…

皆さんも少なからずそんな気持ちになった事があるのではないでしょうか?

しかし、大人になって後輩や子ども達に何か指導をしなければいけない状況になった時には
「〜しなさい」「〜しちゃダメ」のような表現方法を使ってしまう。
自分は言われたらあまり良い気分しないのに他人には使ってしまいがちですよね。

私みたいに、命令されたら反発する子もいると思いますが、

そもそも否定後に関しては、“脳は否定語を認識しない”そうです。
例えば「落としちゃダメ」
という言葉を聞いた時にはすでに「落とす」言葉の意味を認識しているので
「ダメ」と言われてもすでに頭の中には「落とす」イメージが嫌でも付いてしまっている…
そのためにまた“落とす”ミスをしてしまい、
コーチは「落としちゃダメ」って言ったのに何で落とすの!
という感じで負のループになってしまう。

「〜しなさい」という表現に関しては、慣れてしまうと自分で考える余地が無くなってしまいますよね。
もちろん、危険を伴うようなことやいけないことに関しては命令でも良いと思います。
むしろそんな時は命令の方が良い場合もありますよね。
しかし、命令してやらせていくことが続くと、命令されないと動けない人になってしまいます。
これは、選手によくあるパターンです。
怒られ慣れている選手、コーチに怒鳴られてやってきた選手たちは、命令されないと
なかなか自分のベストパフォーマンスが出せないのです。


特別な状況を除いては、基本的に「〜しなさい」「〜しちゃダメ」のような命令・否定表現は
考える余地を無くしてしまい、成長の妨げになる可能性もあるので有効ではないです。

伝え方の技術を高める

「〜しなさい」「〜しちゃダメ」のような命令・否定表現を使わずに伝えるには、
伝え方の技術を高める必要があります。


どのように伝えたら良いのか、考えていきます。

【命令言い換え】
・理由を明確に伝える、考えさせる
「膝を伸ばしなさい」→「今どうなっていたと思う?」「なぜ伸ばさなければいけないのか?」

【否定からの言い換え】
・具体的に改善点を提示する
「走っちゃダメ」→「歩いてね」  「落としちゃダメ」→「よく見る」

「膝を伸ばしなさい」は新体操の練習をイメージしましたが、
何でもかんでも命令するのではなく、質問してみたり、なぜそれが必要なことなのかを伝えていく。

そして、否定の表現の言い換えとしては
具体的に改善してほしいこと、やってほしいことをシンプルに伝える。

これらのように伝え方を変換すると良いのではないでしょうか。

子どもの教育にしても、アスリートの育成にしても、
相手に伝わらない、伝わっていない、ということは子どもたちに理解力が無いのではなくて、
伝える方の技術不足の可能性も大いにあります。


当然、一人一人によって分かりやすい伝え方も異なりますので、
だからこそ、人に何かを教える立場の人は“伝え方”の技術を高める必要があります。


時には命令・否定表現も適切なタイミングで使いながら教育・コーチングしていく事が理想ですね。






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