【新体操】岡本 太郎に学ぶ“美しさ”と“綺麗さ”|どちらを追求する?

新体操

こんにちは、Misakiです。
今回は“美しさと綺麗さ”をテーマに執筆していきます。


皆さんは“美しさ”と“綺麗さ”について考えた事はありますか?

上手な選手を見た時や指導をする場面など、
「あの選手綺麗だね」「あの選手美しいね」
と言ったりすると思いますが…
“美しさ”と“綺麗さ”使い分けていますか?

日本の代表的な芸術家、岡本太郎さんの言葉から
新体操における“美しさ”と“綺麗さ”について考えていきたいと思います。

絵など作品で表現する芸術とスポーツとは違う感覚かもしれませんが、
芸術スポーツとも呼ばれる新体操なので、今回は新体操に置き換えて考えてみたいと思います。


新体操においてどちらを追求すべきか?
私の意見をお伝えします。

岡本 太郎に学ぶ“美しさ”と“綺麗さ”

岡本太郎さんは芸術の三原則として下記のことをあげています。

・きれいであってはいけない
・うまくあってはいけない
・心地よくあってはいけない

初めて見た時、ハッとさせられました。
新体操でいう芸術点とは何なのか…


また、“美しさ”と“綺麗さ”については全く違うものだと述べています。
私なりにまとめるので解釈の相違があったらすみません…

【美しい】
・無条件で、絶対的なもの
・ひたすら生命がひらき高揚する様子
・無意味な事
・ゾッとするような事
・人々の感覚や感情が大きく動く事


【きれい】
・相対的な価値しかない
・型にはまっていること
・基準に当てはまること
・時代によって変化する

ピカソの絵は、きれいではないけれど美しい。
ということですよね。

そして、きれいが時代によって変化することも理解できます。
平安時代の綺麗の基準は、
・切れ長の細い目
・おたふく顔
・ふくよかな体型
・おちょぼ口
このような事が言われていますよね。
いつまで続いてどう変化していったのかは分かりませんが、
いわゆる現代の綺麗な人の基準は今と昔じゃ真逆のようなものですね。

また、美しさにおいては
しわくちゃのおばあさんだって、美人でありうる

その人の精神力、生活への姿勢が、造作などの悪条件も克服し、逆にそれを美に高める
と“自分の中に毒を持て”(青春文庫)で述べています。

考えれば考えるほど奥が深い…
しかし納得できる気がします。

少し話が逸れましたが、
新体操において活かせるところがあるのか、
先ほどの“美しさ”と“綺麗さ”を踏まえて
新体操における“美しさ”と“綺麗さ”はそれぞれどんな演技なのか、どんな選手なのかをまとめてみます。

【美しい】
・感情的で躍動感がある
・作品に対する姿勢が現れている

【綺麗】
・ルールに沿った動きや表現ができる
・衣装や手具の装飾

ざっくりいうと、美しいは内面的なもので綺麗は外面的なもの
こんな感じでしょうか…

“美しさ”と“綺麗さ”どちらを追求する?

少し極端ですが、下記の2つどちらを選択するかと言われたらどうでしょうか?

・美しいけれど点数が出ない選手
・綺麗で点数は出るけど美しくない選手

どちらが良いかと言われたら、それは勝負の世界なので後者ですよね。
結果が欲しい。

そうです、
みんな結果が欲しいから綺麗な選手を目指して練習をしています。
これはスポーツの世界なので正しい事だと思います。

そして、自分から問題定義しておいて恐縮ですが…
“美しさ”と“綺麗さ”どちらかだけを追求すると決めなければいけない、
どちらが正しい、ということもないと思います。

ただ、
綺麗さを追求しなければ結果にはつながらない。
美しさを追求しなければ人の心は動かない。


そんなふうに感じています。

日々の練習では、
新体操の技術における綺麗さを追求しながら、人としての美しさを追求すること
これが大切。

なぜそのように思うかというと、
新体操技術に関する美しさの追求を優先してしまうと、成果が出ないからです。
先ほども述べたように新体操はスポーツなので結果も一つの醍醐味ですよね。


色々と考えていく中で大学の新体操部では、
まさに美しさの追求なのではないか、と感じました。
大学生まで来てやっと新体操の技術についての美しさも追求しながら取り組める。

また、一人の女性としての美しさに磨きがかかるからこそ演技に“味”が出てきたり、
人に感動を与える演技ができるのではないでしょうか。

私自身、今まで表現や美しさについて考える中でもモヤモヤしていた事がありましたが
今回、少し頭の中が整理された気がします。

これは
私の個人的な意見ですので、もしかしたら全く違う考え方の人もいるかもしれません。

様々な意見や考え方があるとは思いますが、みんなそれぞれで考えて個々の考えを持って
そして演技にぶつけていくともっと新体操が楽しくなると思います。

対象や、時と場合によっては“綺麗”よりも“美しさ”を優先にした作品があっても良いですよね。

私は、
“美しい”コーチ・表現者でありたいなと思ったので体現していけるように今後も頑張りたいと思います。

皆さんの新体操ライフが充実したものになりますように。


参考にした本はコチラ↓


自分の中に毒を持て~あなたは「常識人間」を捨てられるか~
著者:岡本 太郎




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