【新体操】勝てれば何をしても良いのか?|長く活躍する選手を増やすために行き過ぎた指導はやめよう

コーチング

こんにちは、Misakiです。

今回は“長く活躍する選手を増やす”ということをテーマに執筆していきます。

新体操は、未就学児や小学生などの競技人口が多いことに比べ
高校、大学と進学するにつれて競技を続ける子はどんどん減少しているのが現状です。

その要因には、新体操が気軽に続けられるものではないこと(プロポーションの管理や柔軟性、その他競技に必要な技術)が挙げられるかもしれませんが、

長く活躍する選手・続ける選手が少ない原因には、新体操の
“ノーミスじゃなきゃいけない” “完璧でなければいけない” などという勝利至上主義
の考え方、コーチングがそうさせているのではないかと私は考えています。

未だに、新体操の世界でも選手に対して厳しすぎる言葉を投げかけたり、
理不尽に怒鳴ったりしているコーチがいるように感じています。
コーチの皆さんはどうでしょうか?
また、保護者の皆さんは通わせているクラブのコーチはどうですか?

マムーンのドキュメンタリー映画、オーバーザリミットでは罵声を浴びせてやる気を奮い立たせるような指導場面がありましたね。もちろんそれだけではないと思いますが…
あそこまでトップの人だと背負っているものも違いますしマムーンの場合は国も違いますので
私達の一般レベルのコーチングとはなかなか比較できない部分があります。

私は現在(2020年)大学生の指導をしていますが、
私生活でも様々な経験を積み、そして競技でも長らく積み重ねてきたことがやっと大学生になって初めて花開くと実感しています。
だからこそ、大学生まで続ける選手を増やしていきたい。長く活躍する選手を増やしたい。
そう思っています。

新体操を長く楽しめるように、行き過ぎた指導はもうやめましょう。
そして、トップレベルの選手だけが活躍できる環境だけを作るのではなく、いつになっても楽しんで競技を続けられる環境をみんなで作りませんか?

勝てれば何をしても良いのか?|勝利至上主義とは

勝利至上主義とは何か、それは
相手に勝つことを絶対的な目標とする考え方のこと。

“ノーミスでなければだめ” “ミスしたらだめ”
これらの考え方も当てはまります。

どうでしょうか?
確かに、私もこれまでこのような感覚がありましたし、実際にミスをしたら勝てないので
コーチが選手に対してミスをしないように、ダメだったところばかりを注意することが多いのだと思います。

でもそれは、勝つことが正しい、勝たなければ意味がない
このような考えがあるからこそミスを責めるようなコーチングになるのだと思います。

とは言っても、私も選手を経験してコーチをしていますので
負けるより勝った方が楽しいのは確かで、勝った時の喜びも味わって欲しいという
気持ちもあるので、時には多少強制しなければいけない事もありますし、演技の内容・練習内容・選手へのアプローチは日々悩みます…

しかし結局、
コーチにやらされている練習を積んできた選手達は、努力が継続していかずに
中学生・高校生で選手を終える選択をするのだと思います。

仮に、コーチにやらされている感覚がなくても“勝たなければ意味がない”と選手が思っていたら、
伸び代あるな、と思った選手でも辞める選択をしていくことは往々にしてあります。

行き過ぎた指導をやめる

行き過ぎた指導とは、選手の気持ちは何も考えずに一方的にノーミスを強制して機械的に
繰り返し練習させるような事を指します。
そして厳しすぎる練習内容やその間に理不尽に怒ったりする事です。


現在指導者で、実際にこのようなやり方で指導を受けてきた方も多いと思います。
そしてそれで結果が出ていると自分が教わったやり方でそのままコーチングをしている人もいるかもしれません。
確かに、結果を残しているという事実があるとしたら良かった部分もあると思いますが、全てが今の選手達に当てはまるコーチングかどうかと言われたらそれは違うと思います。

練習を強制させて、結果が出ているチームもたくさんあります。
けれどそれでは選手達のためにはならないと思うのです。
その選手達は、大学生まで続けて活躍しているでしょうか?
新体操を引退して何か新たな目標を持って生活できているのでしょうか?
大きな怪我はないでしょうか?

その後のことを考えると、目先の勝利ばかりに意識が向いているコーチングはやはり考え直す必要があります。

では、どのようにコーチングするのが良いのか…
私自身もそんな疑問を持った時に出会ったのが
「ダブル・ゴール・コーチング」
ダブル・ゴール・コーチングとは競技力の向上と、人間的な成長を促すことを目指す指導法。
勝つために全力を尽くしながら同時に選手の人間的成長を促す。ということです。

失敗に対してポジティブに向き合い、自主的に努力していける選手が増えていくことは理想ですね。

NPO法人スポーツコーチングイニシアチブのHPに情報がたくさん掲載されていますので、
興味のある方は是非見てみてください。


そして最後にもう一つ、
新体操は点数が取れる、結果が出るような選手しか続ける意味がない。
そんな考えを持っている人が多いように感じています。
プロポーションを保って、長い練習をして技術を磨くことはあまりにも大変だから、
新体操は好きだけど、結果が出ないのであればやめよう。

なぜそのような選択になるのでしょうか?…
新体操が好きな子は、仮に結果が出なくても楽しく新体操を続けられる環境があっても良いのではないか、
と私は思っています。
しかし現状では続けられる環境が少ないのも事実なので、

新体操が好きで続けたい人が長く継続できるようなそんな環境を作っていくことが私のひとつの目標でもあります。

多くの新体操選手が、少しでも長い間フロアで輝けますように。


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