【新体操】伸び悩む原因|選手のピークをどこに持っていくのか?

コーチング

こんにちは、Misakiです。

今回は、“新体操選手のピーク”をテーマに執筆してきいます。

試合にも出場しているけど成績が伸び悩んでいる…
そんな悩みをお持ちの皆さん、選手のピークをどこに持っていくのか考えたことはありますか?

現在(2020年)の日本代表、フェアリージャパンPOLAの平均年齢は、約23歳です。
日本代表まで目指さないにしても、せっかく始めた新体操をなるべく長く続けてほしい、
と思うのであれば長く続けられる様にアプローチしなければいけません。

今回は、
私が思う“伸び悩み”の原因と課題をお伝えしていきます。

伸び悩む原因

新体操選手が伸び悩む原因…
様々な原因があると思いますが、その一つに
“若いうちにピークを持ってきている”ことにあると思っています。

「全日本チャイルド選手権」という小学生を中心とした全国規模の大会がありますが、
出場選手、特に決勝に残る選手は「この大会が全てだ!」と言わんばかりの勢いが感じられる大会でもあります。

大前提、大会を否定しているわけでもなく出場している選手たちを否定するつもりもないのですが、
この大会がゴールになっている選手もいるように感じているので、そうなってしまうと後々
その選手が伸び悩んでしまうのではないかと私は思っています。

現在の新体操のルールで点数を取るためには、手具の技術力の高さが必要です。
そのため四肢の美しさよりも、どうしても手具操作にフォーカスしてしまう現状があります。
言い方は悪いですが、美しさに欠ける選手を増産している…
どれだけ手具の難しい技を入れられるのか、いくつ入れられるのかによって成績が大きく変わってくるからです。
コーチの皆さんも理解していながら“美しい”選手“よりも勝てる選手”を小学生のうちから育ててしまう…

しかし、
小学生の段階では、“勝つ”ことよりも、“基本に忠実に”身体づくりをしていくことをメインに
練習していくことが後々の選手の成長に繋がってくるのではないでしょうか?


手具の技術は練習を重ねることで上達が見込めますが、
長年染み付いた体の癖や動かし方は後から変えることが難しいからです。
これは現在、大学生の指導をする中でも感じていて多くの学生が苦労しています。

いくらルールにおいて、手具操作が重視されているとは言え、
四肢の美しさ、動きの質の高さに乏しい選手はある一定のラインからは抜け出すことはできません。

さらに言うと
新体操のルールは比較的頻繁に変わります…
オリンピックが終わるタイミングで大きく改正されたり様々ですが、
演技に入れられる身体の難度の数が変化したり、私が現役だった時は、
今とは違って手具の技よりも身体の難度にフォーカスしていた時代もありました。

現在小学生の選手が大学生になる頃には、もしかしたら
またルールが変更されている可能性もあります。

それでも、どんな状況でも新体操競技に欠かせないことは
大前提、身体の美しさや手具と動きの調和ではないでしょうか?

もし仮に23歳くらいにピークを持ってくるとしたら、
素質がある選手ほど、小学生のうちから基本をおざなりにして結果を求める必要はないのではないか、
と思います。

伸び悩みを改善するための課題

ではどうしたら伸び悩みを改善できるのか?
課題を2つ挙げてみました。

・モチベーションの維持
・長く競技を続けられる身体づくり

モチベーションの維持
バーンアウトなんて症状もありますが、小学生の頃にメンタル的にピークを持ってきてしまうと
当然、その後続ける意欲が無くなってしまう可能性があります。
全日本チャイルド選手権で上位に入った選手が、その後日本のトップの選手になったかと言われると
そんなことはなく、実力があったのにやめてしまう選手もこれまでに沢山います。
だからこそ、モチベーションを長く維持できる環境を作ることが大切です。

長く競技を続けられる身体づくり
以前、柔軟について記事を書きましたが、
まだ体が成長段階の時に過度なトレーニングをすることによって怪我をするリスクがあります。
そして長く競技を続けるために怪我をしない体づくりももちろんですが、先ほども述べたように
どの段階で何を優先するか?ということも大事になってきます。
小学生で結果が出なくても、徐々に結果がついてくることも往々にしてありますがそこには、
しっかり身体作りをしてきた過程があってこその結果だと思います。

とは言っても、
基礎を身につけるのは相当地味な作業で、結果が出るまでにも時間はかかるしコーチも選手も根気がいりますよね。
高校の部活や大学の部活、クラブチームでも十分に練習時間が確保できなかったり、
それでも成果もある程度求めないと選手のモチベーションも上がらない…

色々な状況の中で試行錯誤しながらコーチの皆さんも選手も頑張っているんですよね。
様々な状況を踏まえた上でトレーニング内容や目標設定に悩む気持ちもすごくよくわかります。

それでも、
目先の勝利だけでなく、後々の成長も見越した上で練習内容や目標設定の良いバランスを見つけていく必要があります。
成績が伸び悩む原因には、身体と心の両面が影響してくるので、
競技を長く続けられるよう、そして少しずつでも成長していけるように
どうしたらどちらにも良い影響を与え続けられるのか、私たちコーチもそして選手も考え続ける必要があります。

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