【新体操】休養を取ることの大切さ|練習と休養の切り替えとバランス

コーチング

こんにちは、Misakiです。
私は現在、未就学児から大学生までの選手に新体操の指導をしています。

今回は、“休養を取ることの大切さ”をテーマに執筆していきます。


新体操の練習時間って長いんですよね…
以前、ニュージーランドから来たラグビーの関係者が大学の新体操部の練習時間が長いことを聞いてとても驚いていたことがありました。
確かその時の練習時間は7時間程度だったと思います…

練習をしないと不安、という選手もいますよね。後輩にもそんな選手がいました。
私の現役の頃の練習スケジュールは、平日は学校が終わってからだいたい4時間、休日は7〜8時間、休みは一日。

代表の時は、基本課題が終わるまでエンドレス。食事以外はほぼ1日中練習をしていました。
※現在(2020年)の日本代表の練習状況はわかりません。

それもそのはず、
新体操は正確性が求められる上に、こなさなければいけない種目数が多い…
時間がかかるのは間違いないのですが、集中力が7〜8時間も持つはずがありません。
なのに練習時間が必要。
この矛盾はコーチとしてもとても苦しい…

練習時間が必要、ということ自体が固定観念なのか?
と思う気もする一方、今のやり方ではやはり長時間練習をしてきた選手には技術的にもメンタル的にも敵わないのが現状…

それでもやはり“休養は大切”だと思うのです。

休養を取らないとどうなるのか…

休養を十分に取らずに練習しているとどんなデメリットがあるのか

・身体の疲労が蓄積してパフォーマンスが下がる
・怪我を誘発
・精神的疲労でモチベーションが下がる

身体の疲労が蓄積してパフォーマンスが下がる
本当に深刻な問題です。
休養を取らないデメリットを考えていたらやはり休養が大事だと実感させられます。
私が現役の頃、1日中の練習が続いていた時はそもそもウォーミングアップ、基礎練習で疲労困憊で
演技の練習をする時にはヘトヘトなんて時も実際にありました。
気持ちは頑張りたくても、身体が動かない。悪循環です…

怪我を誘発
疲労が溜まったまま、負荷をかけるとどうなるのか…
当然怪我をします。疲労骨折をする選手もたくさんいました。
嘘の様な話ですが、ケアが追いつかない…
なんて状況もあります。

精神的疲労でモチベーションが下がる
上手く身体が動かなかったり、パフォーマンスが向上しないと精神的にダメージを受けます。
モチベーションが下がることによって練習も身に入らず結局パフォーマンスの低下に繋がってしまいます。

オーバートレーニング症候群なんて病気を聞いたことある方もいると思いますが、
オーバートレーニング症候群は、過剰なトレーニングにより身体、心に疲労が蓄積されパフォーマンスの低下はもちろん、不眠や不安などの精神的な不調もあらわれます。

休養を取る大切さ

では休養を取るメリットは何か

・ストレス解消、リフレッシュ
・体力回復
・感性を磨く機会となる

説明をするまでもないですが、心と身体のエネルギーチャージ、そして特に新体操など表現スポーツには欠かす事のできない表現力に繋がる感情を磨く機会でもあると考えます。

ストレス解消、リフレッシュ
精神的なストレスは目に見えませんが、モチベーションは競技成績にも大きく関わってくるので
リフレッシュをして、常に練習に前向きな気持ちで臨める環境を作ることが大切です。

体力回復
こちらも先ほどデメリットで述べましたが、怪我をしないために、そしてトレーニングをした筋肉を回復させ成長させることが競技力向上に繋がります。

感性を磨く機会となる
新体操は、女優と一緒で(一緒と言ったら恐縮ですね)
様々な曲に合わせた表現、表情などの身体表現が必要です。そのためにはまず自分が色々なところに行って色々なものを見たり感じたりすることがとても重要です。
でも、これをあまり出来ている人、重要視している人が少ない様に感じています。
“勝つ”事の前に“表現”を忘れていませんか?
と声を大にして言いたい。

でも、いくら表現をしよう!という気持ちがあっても、自分の感情が動かないと言われただけでは表現することが難しいと思います。
だからこそ休養をとって身体と心も休める事、そして体育館では感じられないことを意識的にして色々なことを体験したり感じたりすることが大切です。
出掛けられなかったら、本や映画でも良いと思います。

少し主旨がずれましたが…
休養して感性を磨くことで表現力もアップします!

練習と休養の切り替えとバランス

大事なことは、練習と休養の切り替えとバランス

新体操には練習時間が必要なことも事実ですが、
それは年齢やレベルによっても変わってくるので練習や休養がそれぞれどれくらい必要、
とは一概に言えません…

しかしある程度技術が身について、試合に向けて練習している選手にいわゆる“練習しすぎ”で悪循環な選手が多い気がしています。
他の記事でも何度もお伝えしていますが、新体操はいかに決められたプログラムを完璧に実行できるか、
ということが求められるのでどうしてもコーチが一方的に指導をしている現場が多く、自主的に考えられない選手を量産してしまっているのではないか
と私は感じています。

練習時間が長く種目数も多く、やることが多いのでセルフマネジメントができる選手ではないと
極端な話、長時間の練習で心も身体もボロボロになってしまいます…

そんなことを言っておきながら、自分が現役の頃にこんなことに気づいていたはずもなく、
私自身も現在コーチングを日々勉強中ですので色々と模索中です。

現役の頃は休みの日を有効活用できずに悪いループの日々を過ごしていた時期もあったので、
練習と休養の切り替えの重要性も感じています。

日々の練習で疲れすぎていて、
オフの日は本当にトイレとご飯以外一日中布団の中で過ごしていた時もありました。
休みの時まで動いて疲れたくないから…
もはや精神的に病んでたのかな、と今では客観的に思っています。笑

しかし、外に出てしっかりリフレッシュして積極的休息をとった方が気分もスッキリする、
ということにもちゃんと気が付きましたよ。


本当に、
身体と心の調和って大切ですよね。


仕事も勉強も同じですが、オンオフが上手く切り替えられる人は成績も良いですよね。
スポーツも同じです。

課題や反省点、理想を考えるとやることがたくさんあって、長時間練習することが正義だ!
と思ってしまう気持ちも良くわかりますが…
“休養”も十分にとって、そして心と身体の調子を整えて。
選手の皆さんがエネルギッシュな演技ができることを祈っています。

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